猫は聖なる動物か、魔性の動物か
『関秘録』には、猫の移入期を一条院のころとしていますが・・・
それでは『日本霊異記』よりずいぶん後年にあたる勘定ですから、信用することができません。
猫は聖なる動物か、魔性の動物か。
中国では猫は魔除けとかんがえられていました。
猫は夜中にも目が見えるので、百鬼夜行に対抗する魔力があると解釈さたれのでしょう。
そのくせまた一面では、猫は福を招くといって、商家の屋根に猫の像を置いたり、軒場に掛けたりするから・・・
その点では日本の招き猫と同様にあつかわれたわけです。
ともかく猫が、なにかしら無気味なところがあるように考えられた淵源は大そう古く、しかもそれはほとんど世界にひろく共通しての観念だったらしいのです。
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