ヨーロッパの経済 4
しかし、ECのみの閉鎖されたブロック経済内での繁栄は不可能です。
いくら市場を統合しても、先進国の市場はモノ余り状態・・・飽和状態にあり、Ec内だけの市場に頼る経済発展パターンには最初から限界があります。
もはや先進国市場では、いくら投資しても投資効率は上がらないのです。
多国籍企業を媒介として、第三世界の近代化を推進し、あらたな市場を拡大していく以外に、世界経済の発展はありえないのです。
Ec諸国だけでの経済的繁栄を構想する孤立主義的傾向は、自ら袋小路に入り込んでいくことにほかなりません。
こうした経済的手づまり状況への1つの打開策が、主に西ドイツの銀行を忠としておこなわれた東ヨーロッパへの経済投資でした。
ヨーロッパの先進国市場は、事実上の飽和状態のため、新たな市場を共産圏-東ヨーロッパへの展開に求めたわけです。
しかし、これはいまのところ目立った効果を上げていないどころか、むしろポーランドなどの経済危機として結果しています。
かつてポーランドには多くの西独資本が流れこみましたが、これは直接的には、ポーランドの石炭資源の開発を目標としていました。