中国の経済 3
日本、ソ連、八路軍、国府軍が日がわりで占領、撤退をくり返した中国の東北部、旧満洲。
ここでは、戦後になっても多くの農民が、五星紅旗、青天白日旗、日章旗、ソ連軍の赤旗、そして星条旗の5つを隠しもっていたそうです。
いつ、どこの軍隊が自分たちの土地を占領するかわからない・・・。
いつでも占領軍に対応できるように、との配慮からです。
この中国農民のオポチュニストぶりは、中国に住む大衆の現実感覚を鋭く表しており、それを笑うことはできません。
中国の政治・経済はこの農民の現実感覚が示すごとく、これからも長い間ジグザグのコースを歩むことになるでしょう。
現在のところ、きわめて魅力的で、多くの企業を引きつけている中国市場。
しかし実際のところ、今後15~20年にかけては、期待されるほどの市場効果を発揮しえず、行きづまった先進国経済を牽引するほどの爆発的な成長はまずみこめないと思っていいでしょう。