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2010年08月 アーカイブ

中国の経済 3

日本、ソ連、八路軍、国府軍が日がわりで占領、撤退をくり返した中国の東北部、旧満洲。


ここでは、戦後になっても多くの農民が、五星紅旗、青天白日旗、日章旗、ソ連軍の赤旗、そして星条旗の5つを隠しもっていたそうです。


いつ、どこの軍隊が自分たちの土地を占領するかわからない・・・。


いつでも占領軍に対応できるように、との配慮からです。


この中国農民のオポチュニストぶりは、中国に住む大衆の現実感覚を鋭く表しており、それを笑うことはできません。


中国の政治・経済はこの農民の現実感覚が示すごとく、これからも長い間ジグザグのコースを歩むことになるでしょう。


現在のところ、きわめて魅力的で、多くの企業を引きつけている中国市場。


しかし実際のところ、今後15~20年にかけては、期待されるほどの市場効果を発揮しえず、行きづまった先進国経済を牽引するほどの爆発的な成長はまずみこめないと思っていいでしょう。

ヨーロッパの経済

第二次大戦後のヨーロッパは、ECに見られるように、内部的には積極的な国際統合をすすめてきました。


しかし、同時に外部に対しては統合に根強く抵抗するゴーリズムー日本語でいえば「ドゴール主義」的動向も内包してきました。


このゴーリズムの特徴は、アメリカとの政治・経済的統合を拒否してヨーロッパ独自の路線を模索していこうとするものです。


従来フランスは、アングロ・サクソンのイギリス、アメリカに対して、ヨーロッパ大陸国家として独自の地位を主張してきました。


第二次大戦後、イギリスが自国の防衛をアメリカと一体化した形で構想したのに対し、フランスはドゴール時代から独自の核を開発し、アメリカの世界戦略に組み込まれることを拒否し、フランス独自の外交、防衛政策を展開してきました。


つい最近でもフランスは、リビア制裁のために米英と足並をそろえませんでした。


アメリカの影響下には入りたくないとするこのゴーリズム的色彩は、フランスだけに限ったことではありません。


多かれ少なかれ、ヨーロッパの大陸国家全体に見られる傾向でしょう。


ゴーリズム的発想は、ECの独立を堅持して、反米主義とまではいかないまでも、アメリカとは一線を画した政策を展開していこうとします。


EC全体は統合化していきますが、アメリカとは切り離した形でいきたいというわけです。

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